ジェイテクト、C-EPSタイプ操舵アクチュエータ開発

荷主ジェイテクト（愛知県刈谷市）は24日、自社のEPS技術を活用した、小型トラック向けのADAS（高度運転支援システム）対応「C-EPSタイプ操舵アクチュエータ」の開発に成功し、いすゞ自動車の新型「ELF」（エルフ）と「ELF EV」への採用が決定したと発表した。

同社が開発したステアリングシステムは、現在世界シェアナンバーワンを誇っており、自動車の「曲がる」機能を担当している。これらは大きくマニュアルステアリング（MS）、油圧式パワーステアリング（HPS）、電動パワーステアリング（EPS）の3つに分類されている。現在、乗用車にはEPSが、商用車にはHPSが主に搭載されている。

（出所：ジェイテクト）

近年の社会課題である商用車ドライバー不足や事故・疲労の軽減を目指し、既存のHPSとC-EPS操舵アクチュエータを組み合わせることで、低コストで商用車のADAS対応を実現した。これにより、ふらつき運転や車線逸脱による事故の抑制が期待され、商用車ドライバーに安全・安心を提供できるとされている。

C-EPSタイプ操舵アクチュエータは、あらゆる車種に搭載が可能で、運転のしやすさ向上と安全運転への貢献が期待されている。今後、中型トラックをターゲットに拡販が予定されており、小型-大型商用車の自動運転レベル4への対応を目指すとのことだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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