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アズコム丸和、3温度帯の食品物流センターを計画

2023年4月24日 (月)

フードAZ-COM(アズコム)丸和ホールディングス(HD)は21日、埼玉県松伏町の新食品物流センターの建設と、それに関するシンジケーション方式によるコミットメント期間付タームローン契約の締結を発表した。同日開催の役員会で決議した。主力事業となるEC(電子商取引)物流をはじめ、低温食品、医薬・医療物流における物量の増大に対応を図るもので、ことし6月に着工、2025年1月に完成とする。

新センターは地上5階建て、延床面積8万3041平方メートル。1階が冷蔵、2階が冷凍・冷蔵、3階から5階は常温と3温度帯に対応する。東埼玉道路に隣接しており、25年春の道路工事完了後は外環道へのアクセスが向上する見込み。後年には八潮・松伏間の自動車専用部も開発され、災害時の支援活動や物資輸送に寄与するとしている。

▲新食品物流センターの完成イメージ(出所:アズコム丸和HD)

同社は中期経営計画において、コア事業の持続的な成長に加え、BCPの観点から社会インフラとしての物流ネットワーク構築を推進。新物流センターは大型の冷凍・冷蔵設備を持ち、都心から25キロ圏内、免震構造という性質から、「首都圏の大規模災害時における食料などの供給基地」としての役割を計画している。

また、全国各地からの冷凍・冷蔵食品の流通を鉄道、航空、船舶など多様な輸送モードでつなぐ産直ネットワーク拠点とする。複数の産地、メーカーからの商品を一括管理し、適正な流通在庫管理でサステナブルな食品流通体制を構築することで、有事のサプライチェーン分断を回避する。

新物流センター概要

名称:AZ-COM Matsubushi A棟(仮称)
所在地:埼玉県松伏町田島南1-1
構造:地上5階建て、免震構造
延床面積:8万3041平方メートル

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LOGISTICS TODAY編集部
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