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松浦通運、RPAツールの導入で業務効率化を図る

2023年4月25日 (火)

サービス・商品RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)技術を手がけるRPAテクノロジーズ(東京都港区)は25日、松浦通運(佐賀県唐津市)がRPAツール「BizRobo!」(ビズロボ)を活用したトラックの安全運行や業務効率化を開始したと発表した。松浦通運はロボットを利用して業務を効率化するRPAツールの導入により、人材不足や2024年問題、燃料価格高騰など物流業界が抱える問題の解消を目指す。

松浦通運は、画像解析AI(人工知能)へのデータ転送・荷物の追跡番号の入力・遅延が見込まれる場合の通知・電話料金のまとめ作業などにおいてロボットを導入しており、社員の作業時間をロボット導入前と比較して2割未満に短縮した。創出した時間は、フルタイム従業員1人分にあたる年間1900時間になるという。さらにベテランのスタッフが不在の時でも、知識や経験がない人材が代わりを担えるよう作業を簡素化したことで安定した業務進行が可能になった。

(出所:RPAテクノロジーズ)

佐賀県でトラック運送や港湾荷役、倉庫・通関業など手がける松浦通運は、自社業務を改善する手段としてRPAを導入。運行車両の運転席映像をAIにて画像解析する「ながらスマホ防止策」の準備中に、AIとRPAの連携による映像自動転送の提案を受けたことがきっかけで、最適なRPAツールの模索を始めた。システム部の担当者は、同システムの利点を「自動実行の操作対象を確実に指定できるオブジェクト認識が可能であることと、ソフトウエアロボットの開発・実行環境を作業対象の端末外に置くことができ、個別環境に依存しない運用が可能なサーバ型であること」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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