拠点・施設王子ホールディングスは10日、森林資源ビジネスを展開するグループ会社の王子木材緑化が、ベトナム国営林業公社「ベトナムフォレストコーポレーション」と合弁で同国北部のバクザン省に現地法人を設立し、合板製造工場を建設すると発表した。併せて、王子木材緑化が100%出資する販売会社をハノイ市に設立する。
ベトナムフォレストコーポレーションが主に原料調達を担い、王子木材緑化は生産管理と日本・東南アジア市場への販売を行う。
それぞれの強みを取り入れた資源環境ビジネスとして、今後も成長が見込める東南アジア地域に合板製造工場を建設するもので、王子木材緑化の重要な海外事業拠点となる。
合弁会社の出資比率は、王子木材緑化が60%、ベトナムフォレストコーポレーションが40%で、バクザン商のクアンチャウ工業団地に工場を設立。
ユーカリ植林木を主原料とするフロア用合板などを製造する。生産能力は年間3万立方メートル。