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JR東日本、駅の「物流拠点化」へ7月新会社

2023年5月9日 (火)

荷主東日本旅客鉄道(JR東日本)は9日、ロッカーの多機能化によって「駅の物流拠点化」に取り組むと発表した。ロッカーはこれまで預け入れが主な用途とされてきたが、ウェブアプリ上で空き状況を検索しやすくし、「予約、預入、受取、発送」の一台4役の機能を整える。

▲今回実現するサービスの概要図(クリックして拡大、出所:JR東日本)

導入するロッカーは、物流事業者やECサイトなどと配送プラットフォームシステムにより結びつけ、これまでの預け入れだけでなく荷物や商品の受け取り・発送など新しいサービスを提供。今後3年間で首都圏に1000台(3万口)の新型ロッカーを導入し、ロッカーが提供するサービスごとに割り当てるロッカー口数を変動させて、駅単位でニーズに適したサービスを提供する。冷蔵機能を搭載したロッカーも導入し、多様な預け入れや受け取りに対応する。

この取り組みの実施主体として、JR東日本は新会社「JR東日本スマートロジスティクス」を7月3日に設立。JR東日本クロスステーションの子会社の東京ステーション・サービスのロッカー事業と、JR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合し、ジェイアール東日本物流の100%子会社として立ち上げることで、ロッカーと物流の連携を強化する。

まずは首都圏エリアの「エキナカ」を中心に展開し、今後は地方圏や「マチナカ」への展開も視野に入れる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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