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福通決算、貨物輸送量増加などに取り組み増収増益

2023年5月15日 (月)

ロジスティクス福山通運が15日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比0.7%増の2933億5800万円、営業利益が3.2%減の213億7500万円、最終利益は24%増の207億9100万円だった。

運送事業の売上高は0.6%減の2529億4500万円、営業利益は3.3%減の201億1600万円だった。22年4月に岐阜かに支店(岐阜県)、3月に東かがわ営業所(香川県)を開設し、輸送品質向上のための集配拠点を整備した

9月には日本郵便と運送業務委託契約を締結し、配達業務を委託し拡大するEC市場に参入。しかし、円安などによる仕入価格の上昇や高インフレによる商品の買い控えなど、景気回復の下押し要因もあって貨物輸送量は低調に推移した。また、輸送品質の維持・向上の目的で、2023年4月1日からの届け出運賃を改定した。

流通加工事業の売上高は6.6%増の211億400万円、営業利益は3.2%増の34億6400万円となった。大型物流施設の岐阜かに支店を開設するなど、3PL拠点を拡大。既存施設の稼働率向上、加工業務の拡大による収益の確保に取り組むとともに、庫内作業の人件費、光熱費などの高騰を背景に作業料金の改定も行った。

国際事業の売上高は16.5%増の126億60000万円、営業利益は14.3%増の6億1200万円だった。通関取扱件数は低調に推移したが、海上コンテナ取扱量の増加と上期までの海上運賃が高騰し増収となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が0.8%増の2956億円、営業利益が9.7%減の193億円、最終利益は33.1%減の139億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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