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蓄電型商用EV向け充電システム、パワーエックス

2023年5月16日 (火)

▲Hypercharger for Fleet(出所:パワーエックス)

荷主自然エネルギーの普及や蓄電、送電技術の開発事業を展開するパワーエックス(東京都港区)は16日、スマート制御やフリート最適充電機能に対応した、商用EV(電気自動車)向け蓄電池型EV充電システム「Hypercharger for Fleet」を発表した。同日より本製品の先行予約を開始し、2024年第一四半期より順次出荷を予定している。

「Hypercharger for Fleet」は、トラック、バス、タクシーなどの商用EVの車両運行計画と電池容量に基づき、最適な充電計画を自動的に作成する充電システム。蓄電池を搭載しているため、非常時のBCP電源としても利用可能だ。蓄電池1台につき超急速充電器6台と普通充電器30台に同時接続でき、最大120台の車両の同時充電まで拡張できるため、大規模事業者のEVトラック配備にも対応する。また、蓄電池は低圧電力契約での接続が可能なため設置ハードルが低くなり、営業所やトラックデポだけではなくホテルや商業施設への導入も見込めるという。

(出所:パワーエックス)

日本政府が掲げる温室効果ガスの削減、CO2排出量ゼロの目標に関して、トラックやタクシー、バスなどの商用EVの充電には夜間の火力発電エネルギーを主に利用することから、商用車のゼロエミッション化のハードルとなっている。同社はこの充電システムが、昼間に発電された再生可能エネルギーを蓄電池に貯め、夜間のEV充電に活用できることから、カーボン・フットプリントの削減、ゼロエミッション化の実現に大きく貢献できるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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