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MOL PLUS、核融合エネルギー開発新鋭へ出資

2023年5月18日 (木)

財務・人事商船三井子会社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるMOL PLUS(MOLプラス、東京都港区)は17日、核融合炉周辺およびプラントに必要な機器・システムの研究開発を担うプラントエンジニアリングのスタートアップ、京都フュージョニアリング(千代田区)への出資を決定したと発表した。

京都フュージョニアリングは、安全性と十分な供給量を満たす次世代クリーンエネルギーとして期待される核融合炉およびフュージョン(核融合)エネルギーの実現を目指す企業・研究機関と協業し、フュージョンエネルギーの産業化に向けて事業を推進している。

核融合は、核分裂とは根本的に異なる技術であり、大きな圧力と高い温度において水素原子同士の結合によるエネルギー放出を活用。海水から燃料を取り出せること、温室効果ガスを排出しないことからエネルギー問題と環境問題を根本的に解決する可能性を秘めるエネルギーとして、フュージョンエネルギーにおける機器、部材などの国内外でのサプライチェーン網を構築に向け、さまざまな関係者と協業を展開している。

▲概要(クリックして拡大、出所:MOL PLUS)

MOLプラスは、京都フュージョニアリングの取り組みがフュージョンエネルギーソリューションの社会実装実現に大きく寄与することに期待し、今回の資金調達に参画。今後、フュージョンエネルギーの利用過程で生ずる輸送ニーズや、海洋事業への展開において、スタートアップ企業の斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、海運業と社会に新しい価値をプラスする新規事業の創出を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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