商船三井、三菱ガスと二元燃料船の長期用船契約

ロジスティクス商船三井は19日、三菱ガス化学とメタノールと重油の二元燃料メタノール輸送船1隻の長期定期用船契約について基本合意したと発表した。船舶は2025年に完成する。

両社は1983年に商船三井が初めてメタノール専用船「甲山丸」を三菱ガス向けに引き渡して以来、エタノールの海上輸送を中心に協力関係を築いてきた。商船三井は2016年からメタノール二元燃料船の運航を開始し、現在は5隻が稼働しているが、国内荷主が長期用船するのは初めてとなる。

メタノール燃料は従来の舶用燃料を燃焼した場合に比べ、燃焼時の硫黄酸化物（SOx）を99％、粒子状物質を95％、窒素酸化物（NOx）を80％、CO2を15％、それぞれ最大で削減できるとしている。実用化が進んでおり、世界の主要130港で供給・補油が可能となっている。

▲環境循環型メタノールストーリー（クリックして拡大、出所：商船三井）

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LOGISTICS TODAY編集部
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