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商船三井、メタノール専用船の長期契約締結

2013年12月10日 (火)

話題商船三井は10日、ウォーターフロントシッピング社(WFS社)と新造メタノール専用船最大3隻の長期定期貸船契約を締結した、と発表した。

投入船舶にはメタノール、重油の2元燃料に対応可能な低速ディーゼルエンジンを世界で初めて搭載する。ディーゼルエンジンは三井造船が製造し、本船は南日本造船で建造、2016年に竣工後、WFS社向けのメタノール輸送に投入する。

メタノールは、硫黄酸化物(SOx)の発生をゼロに抑えることが可能で、環境負荷の少ないエネルギーとして注目されており、新造船はこのメタノールを燃料とするほか、バラスト水処理装置も先行搭載する。

同社では「世界最大級のメタノール専用船保有船社として、これまでに培ってきた経験、ノウハウを生かし、幅広い顧客のニーズに応えることで、メタノール輸送サービスのさらなる拡充に取り組む」としている。