ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

浪速運送、AGVとRFID連動で作業効率向上

2023年5月29日 (月)

サービス・商品アパレル物流を手がける浪速運送(大阪市西区)は29日、アパレルの仕分け作業効率向上を目的に、仕分けAGV(無人搬送車)「t-Sort」(ティーソート)と連携するRFIDシステムを住友商事マシネックス(東京都千代田区)から導入して作業効率を改善した取り組みを紹介した。

同社の柏の葉センターでは、大手アパレルメーカー店舗向けの物流業務を行っており、トータルピッキング後の店舗別仕分け作業効率化のためにティーソートを導入していたが、今回、更なる作業効率性向上のために新たにRFIDリーダーを使ったシステムを導入していく。

従来はティーソートへアパレル商品を投入する際、商品に付いているタグのバーコードをリーダーにかざす作業を行っていたが、タグがアパレル商品と袋の中に同梱されているため、バーコード面が裏を向いている際にタグを反転させなくてはいけない、ビニール製の袋に反射してバーコードがうまく読み込めない、といった手間が発生し、商品投入の生産性が悪くなっていた。

そこで、このようなバーコード読み取りによる手間を削減し、作業効率を高めるため、今回のRFIDリーダーの導入を進めた結果、ティーソートへの投入生産性が、16%向上したという。また、常時RFIDタグから発する電波を、任意のタイミングでリーダー側が遮断できる機能を持たせたことで、ティーソートのまとめ投入にも対応できるようになった。

浪速運送では、住友商事マシネックスと協働でRFIDを使った取り組み以外にも様々なシステム化、自動化を推進しており、今後も更なる作業性の向上を目指しながら、物流業界全体で大きなテーマとなっている人手不足の解消に向けて積極的に取り組んでいくとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com