メディカル旭化成は24日、救命救急医療事業を手掛ける米国子会社「ゾール・メディカル社」(マサチューセッツ州)が日本で事業を拡大するため、「旭化成ゾールメディカル」を設立、11月5日から営業活動を開始すると発表した。
旭化成はことし4月にゾール・メディカルを買収し、救命救急医療事業の拡大を進めているが、ゾール・メディカルは欧米を中心に事業展開を行っている。
日本で事業拡大を図るためには、旭化成グループの事業インフラを活用し、既に米国、欧州で発売中の製品の薬事承認取得の加速、販売力強化に取り組むことが欠かせないと判断し、日本法人「旭化成ゾールメディカル」の設立に至った。
日本法人を設立することで、国内だけでなく、今後アジア地域へと広く事業拡大を図る計画。
この一環として、日本では昨年8月からグループ会社のアドミス(東京都港区)が、ゾール・メディカルの自動体外式除細動器「ZOLL AED Plus」を販売している。