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生物共生に資する環境施設、ESRの2施設が受賞

2023年6月30日 (金)

認証・表彰ESR(東京都港区)は6月30日、「ESR尼崎ディストリビューションセンター」(尼崎DC)および「レッドウッド南港ディストリビューションセンター2」(南港DC2)の2施設が、「第3回ABINC優秀賞」を受賞したと発表した。

▲尼崎DC(出所:ESR)

ABINC(エイビンク)認証は、生物多様性保全に取り組む工場・商業施設・物流倉庫などの施設をいきもの共生事業として認証する制度で、世界の投資家からグリーンビルディング認証として認知されている。エイビンク賞は、エイビンク認証取得施設の中から特に優れた事例や波及効果の大きい施設、斬新な取り組みをしている事業所を3年ごとに表彰し、優秀賞には最高得点を得た施設が選出される。

今回受賞した南港DCは、大阪市住之江区に2018年2月に竣工した敷地面積7万平方メートルの4階建て・マルチテナント型物流施設。敷地内に生物多様性に配慮した1.2万平方メートルの緑地を配備し、18年に物流施設として初めてABINC認証を取得した。同社によると、「大阪市の基準3%を大きく上回る18%の緑地率を確保し、野鳥を呼び込む工夫を凝らしたビオトープの整備が評価された」という。

尼崎DCは兵庫県尼崎市に20年6月に竣工した、日本・アジア太平洋地域で建物単体として最大級の延床面積39万平方メートルを有し、敷地面積19万4000平方メートルの6階建て・マルチテナント型物流施設。大阪湾奥部の水鳥の生息に配慮し、敷地北側の空間にビオトープエリアを設け樹木の選定やウェットランドを整備。「広大な敷地内で周辺の自然環境調査に基づく外構緑地設計。水鳥の休息場となる護岸の保全・植生を取り入れた樹林・草地・水辺のあるビオトープを整備し、地域の生態系ネットワークへの配慮などが評価された」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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