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日本製粉、神戸甲南工場の新サイロが完成

2012年10月29日 (月)

フード日本製粉は29日、神戸甲南工場の製粉ライン増設、原料サイロなどの新設工事が完成し、稼動を開始したと発表した。

製粉1ラインの増設工事により、月間製粉能力は1万3700トンから2万4700トン(原料ベース)へと、1.8倍に増強された。

従来工場にはないセンサー類を多用し、全自動化、少人数運営を可能にした。

また、建物も国内初の「完全窓なし」製粉工場とし、採光を兼ねて爆発放散口を設置。安全面と健康面への対応を向上させた。

2010年10月から、小麦の「国家備蓄」を国に替って製粉会社が行う制度が始まっているため、小麦保管の一部を外部サイロ会社に委託せざるを得ないケースも出てきており、自社サイロの新設、増設はコスト削減を進めることにつながる。

今回の原料サイロの新設は、製粉事業でのコスト競争力と環境変化への対応力を強化する狙い。