ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三井不動産と東大、走行中EV給電の実証実験

2023年7月5日 (水)

▲KOIL MOBILITY FIELD(出所:三井不動産)

話題三井不動産は3日、東京大学大学院新領域創成科学研究科(東京大学)と首都圏最大級の屋外ロボット開発検証拠点である「KOIL MOBILITY FIELD(コイルモビリティ・フィールド)」にて、走行中給電用コイルを埋設した走行レーンを民間で初めて新設し、電気自動車(EV)への走行中給電の検証実験を開始したと発表した。

今回、埋設した送電コイルは60秒間充電すると6キロの走行が可能で、社会実装に際しては、送電コイルを信号待ちをする交差点停止ライン30メートル付近に埋設することが効果的だという。

▲送電コイルの埋設(出所:三井不動産)

6キロ走行する間に60秒間の充電が可能なインフラ整備が進むと、駐車して特定の充電設備を使うことなく断続的に充電しながら、バッテリーの正味消費電力をゼロにでき、小型バッテリーだけで連続走行が可能となる。

これにより、電池の小型・軽量化による車両価格の低減、電池の軽量化による燃費の改善、充電時間を含めた移動時間の削減、電池容量の低減による電池作製時に発生するCO2の削減が可能になるという。

三井不動産と東京大学は走行中給電の早期実用化に向けて、走行レーンには道路工事や路面温度等の環境条件に対応できる送電コイルを道路に埋設し、より実装化へ向けた準備を進めている。今後の見通しとしては、柏の葉エリアにて、日本初となる公道でのEVへの走行中給電の実証実験を、本年度中に実施する計画としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com