ロジスティクス西日本旅客鉄道(JR西日本)と東海旅客鉄道(JR東海)は7日、新幹線を活用した法人向け荷物輸送サービスを拡充すると発表した。これまで東海道・山陽新幹線をまたぐ輸送では、新大阪駅での荷物の載せ替えが必要だったが、今後は「のぞみ」や「ひかり」などの直通列車を活用することで、東京-博多間の一貫輸送が可能となる。サービス開始は18日。
今回の取り組みは、JR西日本とジェイアール西日本マルニックス(大阪市淀川区)が展開する「荷もっシュッ!」(山陽新幹線)と、JR東海およびジェイアール東海物流(名古屋市中村区)による「東海道マッハ便」(東海道新幹線)の連携強化により実現したもの。
新たに対象となるのは、東海道・山陽新幹線を直通するのぞみ、ひかりの定期列車。取扱駅は東京、静岡、名古屋、京都、岡山、広島、博多の7駅で、山陽新幹線区間では始発駅または終着駅とする場合に限り取扱可能となる。輸送可能な荷物量は、1列車あたり18箱(1箱の3辺合計が120センチの場合)を目安とする。
これにより、たとえば東京-博多間では、新大阪駅での積み替えにかかっていた30分程度の時間が不要となり、輸送全体の所要時間が短縮される。また、積み替えに伴う荷物の破損や紛失リスクの低減も期待されている。
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