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【4-9月期】山九、物流事業の営業利益29%減少

2012年10月31日 (水)

ロジスティクス2013年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2013年3月期2Q2012年3月期2Q増減率
売上高202,324196,5952.9%
営業利益9,9049,5723.5%
経常利益9,8459,6062.5%
当期純利益4,9635,594-11.3%
■物流事業、営業利益29%減少
港湾・国際物流は、日中貿易などの取扱いの鈍化の影響を受けて、コンテナの取扱量が前年同期水準までに回復せず、流通分野や倉庫の取扱貨物も減少するなど低調に推移した。

さらに、家電関連の調達代行業務に関し、取引の契約内容を変更したことが、売上高の減少に影響した。

海外では、東アジア地域で連結子会社化した上海経貿山九儲運の増加分もあり、増収となった。

3PL・一般物流は、新規案件の開始による取扱量の増加はあるものの、内外需要の弱さなどから顧客の生産量・販売量が計画量を下回ったことなどにより、作業収益面では厳しい状況となっている。

顧客構内の作業は、石化関連の顧客設備のトラブルにより長期にわたって生産が停止するなどの影響もあったが、国内では鉄鋼、石油・石化関連の構内作業全体でほぼ前年同期並みの作業量となった。

海外では、南米地域で鉄鋼関連の顧客作業の一部が終了したことや、円高の影響を受けたことで売上高が減少した。

これらにより、物流事業の売上高は1067億4200万円と2.6%の減収、営業利益は17億円で28.9%の減益となった。物流事業が売り上げ全体に占める比率は、52.8%。

■機工部門、大規模案件が完工
鉄鋼関連の顧客の高炉改修など大型設備工事が完工したことや、震災復旧関連の大規模な案件が完工したことなどにより、国内の工事量は増加した。

海外では、東アジアで連結子会社化した上海山九設備安装工程の増加分もあり、国内外合わせて前年同期を大きく上回る売上高となった。