DBシェンカー、バイオ燃料での海上輸送で業務提携

環境・CSRドイツの物流大手DB Schenker（DBシェンカー）は12日、ボルボ・カーズと、持続可能な海上輸送を目指した業務提携を結び、自動車のスペアパーツを積んだ標準コンテナ1万2000個を、コンテナ当たりのCO2排出量を84%削減するバイオ燃料を使用した船舶で輸送すると発表した。

これにより、化石燃料を燃料とする海上貨物船と比較して、1年間で9000トンのCO2が節約できる。同プログラムは6月に開始されており、ボルボ・カーズのヨーテボリ（スウェーデン）生産工場とサバンナ・ニューアーク・ニューヨークの港を結ぶ。今回の提携によって、物流大手プロバイダーと世界的な知名度を誇る自動車ブランドが脱炭素化に向けて、長期的なビジネス協業を開始することになる。

今回の輸送に使用される再生可能燃料は、独立した第三者機関によって認証されたもので、食用作物との競合によって生産されたものではなく、2022年9月にストラスブール（フランス）で開催された欧州議会の本会議において可決された、EUの再生可能エネルギー指令（RED）に従い、環境負荷が少ない仕様になっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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