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日本郵船、6隻目のLPGアンモニア環境船を発注

2023年7月14日 (金)

▲LPG燃料大型LPG・アンモニア運搬船のイメージ(出所:日本郵船)

荷主日本郵船は14日、重油だけでなくLPG(液化石油ガス)も燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載した、VLGC(Very Large Gas Carrier、大型LPG・アンモニア運搬船)1隻を、川崎重工業へ発注したと発表した。同船は川崎重工業坂出工場にて建造され、2026年の竣工を予定している。同社船隊としてLPG燃料LPG船では8隻目、アンモニア積載も可能で多用なトレードパターンに応えられる新型船型では6隻目となる。

LPG二元燃料エンジンに加え、軸発電機の採用によって航海中に主機からプロペラにつながる軸の回転を利用して発電することで、完全LPG燃料航行を実現が可能となる。さらに、LPGを燃料として使用する場合、同社の燃料油焚きの従来船に比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)が95%以上、CO2が20%以上削減される。

20年1月から強化されたSOx排出規制のみならず、LPG船に対して22年4月以降の建造契約船から適用されているCO2排出量規制の国際規制にも適応している。また、同船は、将来的にアンモニア燃料を使用するために日本海事協会発行のガイドラインに従った準備設計を実施したVLGCとして、日本海事協会から船級符号が付与される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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