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鶴弥、新たな焼成設備を導入

2012年10月31日 (水)

拠点・施設陶器瓦専業メーカー最大手の鶴弥(愛知県半田市)は31日、多様化化する顧客ニーズに対応するため、新たな生産設備を取得したと発表した。

取得したのは、全長80メートルの焼成設備「ローラーハースキルン」と周辺生産設備で、5000万円を投資した。

これにより、生産技術の修得、多品種少量生産体制の拡充、ほかの窯業製品の生産への展開を図る。

粘土瓦の焼成設備としては少品種大量の桟瓦の製造では、トンネルキルン(連続式焼成炉)、多品種少量の役瓦の製造ではシャトルキルン(バッチ式焼成炉)が一般的。

同社はこれまで、製造工程内にロボットなどを導入し、多品種少量の生産効率の向上に取り組んできたが、新たにタイルや食器、衛生陶器の生産で用いられるローラーハースキルン(連続式焼成炉)を取得した。

ローラーハースキルンは、炉の中をローラーによって製品を搬送し焼成する連続式の焼成炉で、トンネルキルンに比べ高速焼成が可能で、主に多品種少量の製品の生産に向いている。