ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

グッドマン常総、動き出す常総IC直下の物流拠点

2023年7月31日 (月)

話題首都圏中央連絡自動車道の常総インターチェンジ(IC)に差し掛かると、眼前に現れる建築物の威容。常総エリアのランドマークたる貫禄さえ感じさせるのが、この7月に竣工となる最新巨大物流施設「グッドマン常総」である。総賃貸面積17万4000平方メートル、ダブルランプ5階建のマルチテナント型物流施設であり、グッドマンジャパンが手がける物流施設としては、1フロアあたりの面積が3万4710平方メートル(1万500坪)の日本最大となる。

▲「グッドマン常総」の完成イメージ

大きな面積を効率よく区画利用できる長方形のレイアウトで、最新の自動化・マテハン化利用も意識した仕様となっており、すべての車路で全天候型ピロティ車路を採用し、雨風に影響されない作業が可能。シャッター高は、トレーラーウイング車対応の高さ5.4メートルを確保し、バースにはトラックを横付けして倉庫側からの積み下ろしができるなど、大型施設にふさわしい運用効率化に対応する。

▲グッドマンジャパンリーシング統括部長の坂本聖司氏

常総IC直下にそびえたつ、その圧倒的な存在感だけでも、十分に「個性派施設」として衝撃的なビジュアルだが、グッドマンジャパンが手がける最新施設だけに、物流拠点としての機能やコンセプトにこそ見逃せないポイントがたくさんある。24年度末には「グッドマン常総2」の竣工も予定されており、2棟が並び立てば、街の景色はもちろん、物流の景色さえ変わりかねない。「グッドマン常総」が、物流業界においてどのようなコンセプトを打ち出していくのか、同社の坂本聖司リーシング統括部長に話を聞いた。

物流適地の圧倒的な優位性

「ビジュアルのインパクトはもちろんですが、物流施設としては何といっても、その立地の良さにご注目いただきたいです」(坂本氏)。都心へのアクセスは60分圏内、都心へつながる国道294号線へは施設から20分程の常磐道「谷和原IC」を利用できる。もちろん、隣接する常総ICから圏央道を経由すれば、千葉県から埼玉県、さらには神奈川県まで、東京近郊の巨大商圏をぐるりと集配送エリアに収めており、首都近郊へのECなどの需要に対して、関東北部の基地としての機動性が極めて高い。

▲グッドマン常総のアクセスマップ

さらには、南関東、常磐、東北、関越から中央まで、都心から放射状に広がる幹線道路との接続により、関東全域から、東北、上信越、北陸方面へのアクセスでも立地の優位性が際立つ。神奈川県から東名高速と接続すれば、さらに中部、関西方面をターゲットとすることも可能、成田空港へも60分で行けるのだから、広域配送としての活用法はテナント戦略に合わせて無限の広がりを見せる。「巨大消費地への機動性でも、広域配送への拡張性でも、柔軟に対応できるのが最大の強みです」(坂本氏)

雇用でも生きる、まちづくりへの参画

圏央道沿線では物流施設の着工が相次ぐだけに、「立地」こそがそのまま施設の「価値」ともなる。これだけの好立地に巨大施設の用地を確保できたのは、グッドマンジャパンがこれまでに築き上げてきた地域との連携や、他施設における地域雇用の実績も大きく作用したに違いない。

「グッドマン常総」が竣工するのは、常総市と戸田建設が進める45万平方メートルの大型産業団地「アグリサイエンスバレー常総」内の区画となる。もともと、稲作が盛んだった農業地帯を集約、生産・加工・流通・販売をつなぐ産業エリアに転用して経済成長を目指す官民連携の取り組みだ。いちご園、ミニトマト栽培施設など、「食」と「農」を中心とした施設に、「道の駅常総」や「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤブックストア)常総インターチェンジ」などの商業施設やカフェが集結、都市公園も整備予定となっており、憩いの空間が整備される。そして、グッドマン常総の2棟も、常総ICを中心にした1つの街をともに形成することになる。

▲グッドマン常総を中心とした周辺施設(クリックで拡大)

坂本氏が「働く人にとっても、他の施設にはない魅力を感じてもらえるはずです」と言うように、新しい街の魅力は、働く人々の雇用面でも施設の大きな強みとなる。車での移動40分圏内の人口は100万人を超える。近年ベッドタウンとしても注目されており、エリア全体が、「働きたい街・働きやすい街へ」と日々進化を続けている。

働く人たちにも魅力ある「施設」と「まち」

もちろん、施設の設備面でも、「働きたい施設」としての準備は整えられている。中庭を取り囲むように屋外テラスへとつながる、開放的な空間を中央に配し、ラウンジスペースも広々とした空間でくつろげるように設計されている。ラウンジ内にはコンビニエンスストアや、ATM、電話ブースやプレイルームが設置される。会議・ミーティングスペースも複数配置されるなど、入居テナントにとっての使い勝手の面でも配慮が行き届く。

「隣接する道の駅では、地元ならではの生鮮食品も販売されており、仕事終わりの買い物にも利用してもらえます。ツタヤも東京、代官山の店舗のようなおしゃれなスペースになっています。来年には温泉施設がオープンするそうですから、仕事終わりのリラックスタイムも楽しんでもらえると思います」(坂本氏)

(イメージ)

環境面でもグッドマンジャパンの経験を生かした最新の設備が施されている。環境に配慮したCASBEE認証は最高のSランク、BELS評価でもZEB認証の最高評価を取得済。太陽光発電による4.25メガワットの電力を施設内で利用し、さらに蓄電池を搭載することにより、再生可能エネルギーを活用しながら、入居企業のカーボンフットプリント削減に貢献する。

倉庫内を全館LED化し、区画ごとの照明を調光システムで設定できるなど、きめ細かい節電対策にも対応する。さらに、EV充電ステーションを完備し、次世代型施設としての環境対策でサステナビリティを推進するのもまた、新しい街づくりに参画した物流企業の社会的使命であり、グッドマンジャパンが率先して対応している課題でもある。

(イメージ)

常総市はゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素や循環型社会に向けた取り組みなど、地球環境保全を促進させている。その取り組みの中で市は本田技術研究所とともに、AIや知能化マイクロモビリティを活用した「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」を締結し、アグリサイエンスバレー内の自動運転実証実験にも着手している。ツタヤ店舗内には、そのテスト基地・情報発信ベースも設けられており、より先進的で実践的な自動化運転EV(電気自動車)のテスト車両を確かめることもでき、将来的には、周辺の主要なステーションとアグリサインエンスバレーを、この自動EVで結ぶ計画もあるという。

最も先進的な環境対策に取り組むまちの中でグッドマンジャパンは、「すでに印西ではグッドマンビジネスパークというコンセプトの下、街と一体になった施設作りを行ってきました。ただ倉庫を置くのではなく、新しいまちづくりに参加しながら地域貢献していきます」(坂本氏)

新しいまちと共に歩むグッドマン常総

アグリサイエンスバレー常総の開発は着々と進み、「道の駅常総」が4月に開業すると2か月での集客は50万人、たちまちゴールデンウィークの集客ランキングでも県内4位に躍り出たという。5月26日には「まちびらき」が行われ、ツタヤブックストア常総インターチェンジ店も開店、「まち」がますます活気に溢れている中で、グッドマン常総は本格稼働に備える。

坂本氏は、この施設のセールスポイントとして「物流施設としての立地とアクセス」「従業員の確保」「充実したアメニティ」を掲げているが、確かにこれまでの説明や地元の様子を聞くと、どれもなるほどとうなずかされる、唯一無二の強みであることを再認識させられる。すでにアパレル最大手のアダストリア、大手物流会社などの入居が決定したことでも、改めて施設の魅力を再認識させられる。

▲「グッドマン常総」は流線型のアメニティデザインが特徴となっている

さらに、「もう一つ、アピールしたいポイントは『競争力のある賃料設定』です。これに関しては、ぜひこの常総の現場で完成した施設を、エリア全体の雰囲気を感じ取って頂きながら、じっくりとご相談頂ければと思います」(坂本氏)と、グッドマン常総の掲げる「4つの強み」への大きな自信をにじませた。

「グッドマン常総」内覧会のご案内
日時:2023年10月11日(水)11時/14時
所要時間:1時間30分
対象:荷主企業・物流企業など倉庫を使用する企業
参加費:無料(事前登録制)
詳細:http://goodmanjapan.com/openhouse/
担当:グッドマンジャパン 槇谷氏(TEL:070-1245-0457)
詳細・申し込み
「グッドマン常総」物件サイト
グッドマンジャパン問い合わせ先
メール:Sales-JP@goodman.com
電話:03-6910-3313(東京)/06-7777-9988(大阪)
ファクス:03-6910-3301(東京)/06-7777-9989(大阪)