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国内最大規模のEV充電マネジメント、銀座郵便局に導入

2023年7月19日 (水)

▲YaneCube(出所:Yanekara)

荷主Yanekara(ヤネカラ、千葉県柏市)は19日、開発した電気自動車(EV)充電コントローラー「YaneCube」(ヤネキューブ)を、日本郵便の銀座郵便局に93台納入したと発表した。ヤネキューブは、普通充電コンセントに後付けで接続するだけで自動でクラウドによる充電制御を行い、ピークカットを実現できるスマートスイッチ。

日本郵便の集配用EVの充電を遠隔で監視・コントロールすることで、郵便局全体における使用電力のピークを抑制し、車両の充電を地域の電力需要が高い時間帯から避け、電力料金のコスト抑制を図る。例えば、通常は夕方の業務終了後に一斉に開始するEV車両の充電を、使用電力の少ない夜間帯にシフトする。

日本郵便では、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、集配用車両にEV車両を導入しているが、EV車両の充電については地域の電力需給を考慮して行う必要がある。2022年に晴海郵便局にて、ヤネキューブを利用して、電力料金のコスト抑制を図る実証実験を行った結果、使用電力のピークを、2021年度の使用電力パターンと比べて38キロワットカットでき、この結果を基に計算すれば、同局の年間電気代は45万円程度削減できるという。

これらの実証結果を踏まえて、EV車両を多数配備している銀座局のEV充電設備にヤネキューブを93台導入し、商用では国内最大規模となるEV充電エネルギーマネジメントの社会実装に至ったという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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