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EV充電制御のヤネカラ、東京センチュリーと協業

2023年7月20日 (木)

▲YaneCube(出所:Yanekara)

環境・CSRYanekara(ヤネカラ、千葉県柏市)は20日、東京センチュリーと電気自動車(EV)の普通充電の遠隔自動制御を行い、EV充電による電気料金増加を抑制するEV充電コントローラー「YaneCube」(ヤネキューブ)の販売における協業を開始したと発表した。ヤネキューブは既設のEV充電コンセントに電気工事不要で設置できる、日本初のEV充電コントローラー。

同製品の設置により、複数台のEVの充電を事前に設定した上限値の範囲内で制御する上限値制御、事前に設定した時間まで充電開始タイミングをシフトするスケジュール制御、電力市場価格に連動して充電電力量を制御する市場価格連動制御が可能。充電時間や充電電力量を計測し、車両単位で充電データを集計するなど、車両管理の高度化にも貢献する。

ヤネカラは2022年に日本郵便の集配用EV車両15台の充電を遠隔で監視・コントロールし、郵便局全体における電力ピークを抑制する実証実験を実施。実験対象地域において、電力需要が高い時間帯で充電を避けた結果、推計で年間で45万円相当の削減効果を確認したという。

同社によると、業務用車両のEV転換が加速しているが、充電タイミングが重なることでピーク電力が増大し、事業者の電気料金の負担が増加するという課題がある。さらに、夕方の電力需要が高まるタイミングでEVの充電を行うと、電力の安定供給に影響を及ぼす可能性があるとの指摘もある。ヤネキューブを設置すると、通常は夕方の業務終了後に一斉に開始するEV車両の充電を使用電力の少ない夜間帯にシフトすることが可能になる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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