拠点・施設アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)は20日、ことし1月に取得した「アイリスオーヤマ富士裾野工場」が本格稼働を開始したと発表した。同工場は、国内2ヶ所目となる飲料水の生産拠点で、1ラインあたりの生産能力は同社の富士小山工場の2倍。ことし導入予定の天然水ラインの生産量も含めると、両工場での生産能力は1.6倍になる。
工場の隣に建築する物流倉庫は、8万パレットに相当する物資を収容できる平倉庫で、建物総面積は5万平方メートル。飲料水のさらなる安定供給を実現し、災害時に迅速かつ円滑に物資を供給できる体制を構築するという。
また、同社は静岡県裾野市と包括連携協定を締結したことも発表した。同協定では、アイリスオーヤマと裾野市が様々な資源を活用し協働することで、裾野市の防災・減災や脱炭素化などの取り組みを推進する。
具体的には、首都直下地震や南海トラフ地震などの大規模災害発生時の飲料水をはじめとする必要物資の供給や、脱炭素化の推進、地域人材の雇用促進などの分野で連携する。富士裾野工場では太陽光パネル設置により工場の使用電力の一部を自社で発電し、自社の脱炭素化も推進する。
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