NX傘下2社が2024年問題、CO2削減で協業

M&ANIPPON EXPRESSホールディングスは10日、同社のグループ会社であるNXキャッシュ・ロジスティクス（NXCL）とNXワンビシアーカイブズ（NXWA、東京都港区）が、輸配送の一元化と金融機関の顧客に向けた新サービスの開発を目的として、協業を開始したと発表した。

同社グループにおいて、高度なセキュリティが求められる現金輸送でキャリアを持つNXCLと、金融機関向けBPOサービスや企業の機密情報の保管などに強みを持つNXWAは、高セキュリティ輸送とオペレーションの面で親和性が高く、今回の協業により「2024年問題」とCO2排出量削減の解決を目指す。

具体的な取り組みとしては、両社の重複した地域・顧客向け輸配送を一元化することで輸配送業務を最適化し、トラックドライバーの環境改善と安定した輸送体制の確保、CO2排出量の削減を図る。そのため、ことし10月からNXWAの中部地域での輸配送サービスをNXCLへ委託する。

また、金融機関向けのサービス展開としては、NXCLの全国の金融機関を中心とした顧客層、全国ネットワーク、車両3000台、90拠点というリソースと、NXWAの4000社以上の顧客基盤とBPOサービスや電子契約・契約管理サービスなどのデジタルサービスを組み合わせ、新サービスの開発を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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