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メディセオ、医薬品温度管理にGDPシステム採用

2023年8月17日 (木)

荷主メディパルホールディングスは16日、同社の連結子会社であるメディセオ(東京都中央区)が、高機能物流センターにおける医療用医薬品保管などの温度管理に、神栄テクノロジー(神戸市中央区)が開発した、GDP(医薬品の適正流通基準)対応のクラウド型温度管理システムを導入すると発表した。

同システムは、任意の時間に対象物の温度測定とデータ記録を行う計測器である温度ロガーと、測定データを自動収集し管理するクラウドシステムで構成される。国家計量標準に則した校正を行い、設置後の定期的な保守対応により、測定データの信頼性を一貫して担保することが可能である。

医薬品保管エリアの温度モニタリングポイントは、定期的に温度マッピングを実施した上で決定するようGDPガイドラインで定められている。新型温度ロガーは、LANケーブル1本でデータ通信と給電を行うため、電源設備の増設は不要で、温度モニタリングポイントの追加設置や移動を行う場合もLAN配線の変更だけで対応可能。

また停電などの異常が発生した際には、内蔵するバックアップ用バッテリーとバックアップメモリーに自動的に切り換わり、温度測定と測定データの記録を維持できる。システムの適格性検証の実施により、品質と信頼性が確保されており、高機能物流センターで必要となる温度モニタリングやレポート作成機能、設定した上下限温度からの逸脱などの異常が発生した場合のアラート発信などの機能を有し、品質の一元管理と迅速な連携対応が可能となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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