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国交省、シンドラー社製の全エレベーター緊急点検

2012年11月13日 (火)

行政・団体国土交通省は13日、石川県金沢市のアパホテルに設置されいるエレベーターで10月31日、従業員が戸開走行によりカゴと乗り場に挟まれて死亡する事故が起きたことを受け、シンドラーエレベータ社製のエレベーターを緊急点検すると発表した。

点検対象となるのは、撤去されたものを含むすべてのシンドラー社製エレベーター(8200台)で、戸開走行の発生に関連すると考えられるブレーキ、制御器を中心に、詳細な点検を行う。

点検は緊急性の高いと考えられるものから優先的に実施。事故機と同型の巻上機(W250型)を備えるエレベーター84台は、20日以内(12月4日まで)に、基本構造が同じ巻上機(W型系列)を備えるエレベーターは、40日以内(12月25日まで)に、その他のエレベーターは、120日以内にそれぞれ点検する。

また、点検の客観性を確保するため、事故機と同型の巻上機を持つW250型84台の点検については、検査資格を持つ第三者の立ち会いのもとで実施する。報告された点検結果は、順次公表する。