フード日清食品ホールディングスは13日、味の素とのブラジル合弁会社「日清味の素アリメントス社」が、同国北東部で新工場「ペルナンブーコ工場」を稼働したと発表した。
新工場の稼働により、高成長を続けるブラジルの即席麺市場で事業拡大を図るとともに、隣国アルゼンチンへの輸出拡大を目指す。
既存のイビウナ工場はブラジル南部に立地しているため、北東部では近隣に工場を持つ地場メーカーなどによる価格競争の影響から、シェアは全国平均を下回る状況だった。
新工場建設によって最大市場での物流費などのコスト競争力を強化し、エリアマーケティングを強化することで、シェア拡大を図る。
イビウナ工場は、増加し続ける国内市場への供給の必要から、アルゼンチンへの展開が難しい状況だったが、新工場建設によって、イビウナ工場に生じる生産余力を活用し、アルゼンチンへの輸出拡大を図る。