共配の匂い移り防ぐ物流ボックス発売

サービス・商品アルミ製品の設計や販売を展開するエーディエフ（大阪市西淀川区）は13日、同社が開発する物流ボックス兼保管庫「ダンカーゴ」の新シリーズとして、配送中の荷物の匂い移りを防ぐ「におわンテナー」の販売を発表した。同製品には、特殊なパッキンが使用されており、密閉性を高めることで匂い移りを防止する。

▲物流ボックス兼保管庫「におわンテナー」（出所：エーディエフ）

トラックドライバーの時間外労働が上限960時間に制限される2024年問題に対応するため、物流企業やメーカーでは、特定エリアの配送業務を共同で行う共配でトラックの積載効率を高める共同物流が注目されている。一方で、タイヤ・スパイス・キムチ・お米・お茶・コーヒーなど、匂いが強い物・匂い移りしやすい物の共同配送はできない場合もあり、更なる物流輸送の効率化を促進するため、同新製品の開発に至った。

同社は匂い移りの有無を確認するためカレースパイスを「におわンテナー」に保管して、同じエリアで保管する通常ボックス内の匂いを計測したが、匂い移りは計測されなかったという。

同社製品のダンカーゴは、トラック内での段積みを可能にすることで積載効率を向上させるもので、ボックスの組み立てはひとりの作業でも30秒から1分で可能で、保管時は10分の1にコンパクトに収納できる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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