国際APモラー・マースクとCMA CGMは19日、海運業界の脱炭素推進を加速させるため、環境に配慮した代替燃料の開発・使用に関する検討などで協力すると発表した。
現在、マースクはグリーンメタノール燃料で運航可能な船舶への改修を進めており、CMA CGMは現在のLNG(液化天然ガス)に相当するグリーン燃料で運航可能なLNG船に加え、グリーンメタノール燃料で運航する船舶を発注するなど、グリーンエネルギーへの投資を拡大している。これらのグリーン燃料に関する動きは海運業界で先進的であると評価しつつも、より環境に配慮した代替燃料の開発・使用に向けた可能性を共同で検討する。
具体的には、代替可能なグリーン燃料の基準の開発、グリーンメタノール船の運用に関する安全性と給油に関する基準の開発と維持、世界の主要港での給油とグリーンメタノールの供給準備の加速――で協働する。
両社は温室効果ガス(GHG)規制枠組みの確立において規制当局と協力する構えで、他の国際的な海運会社や規制機関の協力を呼びかけている。
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