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セイコーインスツルなど、電子ペーパー活用の物流向けシステム発売

2010年6月15日 (火)

荷主セイコーインスツルメンツの電子ペーパー端末セイコーインスツルは15日、「電子ペーパー表示システム」を活用した製造業・物流業向けシステムを積水樹脂キャップアイシステム、セイコープレシジョンとそれぞれ共同で開発、販売を開始すると発表した。

 

電子ペーパー表示システムは、「メモリ性液晶」を利用した電子ペーパー端末、無線中継機、管理ソフトで構成され、自社製造のメモリ性液晶を用いた電子ペーパー端末は、画面を書換えた後は表示に電力を使わない省エネルギー型が特徴。リチウムコイン電池1個で5年間の長寿命を実現しており、視野角も広く視認性に優れている。フルドット表示により品名、品番だけでなく、各種画像、バーコード、QRコードなどの表示も可能。

 

現在は、小売店の商品棚などに使われる値札を電子化した電子棚札として利用されているが、取り付け場所を選ばず一括更新が可能といった特徴を活かし、物流分野、製造分野などでの活用を検討していた。

 

積水樹脂キャップアイシステムと協業した物流システムでは、同社のデジタルピッキングシステム「キャップアイシステム」と連携し、今まで紙に印刷するなどしていた商品名称やバーコード、在庫数などを、電子ペーパー端末で表示することが可能になる。

 

■問い合わせ先
セイコーインスツル
データサービスシステム営業部ESLビジネス推進部
TEL:043-211-1488(直)