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大和ハウス、福島・伊達市にマルチ型施設着工

2023年10月4日 (水)

▲「DPL福島伊達」の完成イメージ(出所:大和ハウス工業)

拠点・施設大和ハウス工業は4日、福島県伊達市の保原工業団地内で、マルチテナント型物流施設「DPL福島伊達」を着工したと発表した。

同施設は平屋建て、延床面積は1万6987平方メートル。東北中央自動車道・伊達中央スマートインターチェンジ(IC)から1キロ、福島ジャンクション(JCT)から15キロの距離にあり、東北地方全域への配送拠点として利便性が高い。工業団地内に位置するため、工場で生産した商品の保管場所としても利用できる。また、阿武隈急行線・保原駅から徒歩10分の場所にあり、従業員専用駐車場を100台分完備するなど、従業員の通勤環境も整備されている。


▲(左から)広域周辺図、狭域周辺図(クリックで拡大)

2テナントが入居可能のマルチテナント型で、BTS型と比べて建設費や維持管理費を抑えつつ、迅速な事業展開を促進する。施設の機能としては、平屋建ての構造を生かした迅速な荷物の搬出入ができ、最大42台の車両が接車できるトラックバースを屋内に設けることで悪天候による荷役への影響を少なくするほか、各区画に事務所を設置できるため、効率的な施設運営が可能だ。

福島県は東北中央自動車道の整備により南北の交通の結節点として利便性の向上が望めるほか、トラックドライバーの時間外労働上限規制の強化を見据えた中継輸送拠点としても注目されており、2022年には福島市で市街化調整区域の大規模流業務施設の立地対象エリアが拡大するなど、物流施設需要が高まっている。同社はこれまで、福島県内で「DPL郡山I」(郡山市、延床面積:3万7967平方メートル、2019年9月完成)や「DPL福島須賀川」(須賀川市、延床面積:3万2167平方メートル、20年12月竣工)など、計3棟9万平方メートルの物流施設開発を手がけるなど、同県内での物流施設開発を積極的に進めている。

「DPL福島伊達」概要

所在地:福島県伊達市保原町1-3
敷地面積:3万522平方メートル
延床面積:1万6987平方メートル
構造・規模:平屋建て、鉄骨造
アクセス:東北中央自動車道・伊達中央ICから1キロ、阿武隈急行線・保原駅から0.8キロ、JR東北本線・福島駅から6.7キロ
着工:2023年10月4日
竣工予定日:2024年10月31日

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