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液化水素の海上輸送基準を改正へ、大型船舶に対応

2023年10月6日 (金)

行政・団体国土交通省は4日、9月20日から29日にかけて開かれた国際海事機関(IMO)の第9回貨物運送小委員会(CCC9)で、液化水素の海上運送に関する国際基準の審議が行われ、同省の提案をもとに基準の改正案が合意されたと発表した。

国交省はこれまで、水素サプライチェーンの構築に向けた液化水素運搬船の商用化の動きを踏まえ、小型の船舶にのみ対応していた液化水素の海上運送に関する国際基準を、大型の船舶にも適用する基準改正をIMOに提案しており、CCC9では、前回会合(CCC8)で設置された有志国からなる非公式の通信作業部会で改正案を取りまとめて提出。審議の結果、改正案が合意された。

同委員会では同時に、船舶における水素やアンモニア燃料利用の安全基準の検討なども行った。同省は、水素やアンモニアのリスク、特性を考慮しつつ安全性を確保することを前提とし、設計に自由度を持たせること、実現可能であることといった観点から具体的な規則案を提出。審議の結果、提案の内容などが合意され、会期間の一時的な通信作業部会を設置の上、2024年9月の次回会合(CCC10)に向けガイドラインを再検討することとなった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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