商船三井、洋上風力発電の操船・運用訓練を支援

ロジスティクス商船三井とMOLマリン＆エンジニアリング（MOLMEC、東京都港区）は11日、洋上風力発電設備支援船（SEP船）と保守作業支援船（SOV）の乗組員向けに、ダイナミックポジショニング（DP）システムの操船・運用訓練サービスを開始すると発表した。2024年中のプログラム完成とMOL DPトレーニングセンターでの開講を目指す。

この訓練プログラムは、商船三井グループの船員だけでなく、国内外の受講希望者も対象としている。国内でのDPシステムの訓練施設は限定されており、商船三井グループは、広く参加を呼びかけることで、2020年代後半に本格稼働が見込まれる日本の浮体式洋上風力発電事業に不可欠な作業船の安全運航・安全操業や脱炭素社会実現への貢献を目指す。また、同事業は資源エネルギー庁の「洋上風力発電人材育成事業費補助金助成事業」にも採択されている。

商船三井とMOLMECが運用するDPシミュレータは、すでに海底ケーブル敷設船やアンカー作業タグ補給支援船の訓練を準備している。このほか、SEP船・SOV訓練などを追加し、3つの操船・運用訓練を展開することで、実務に即した訓練カリキュラム提供する。

▲MOL DPトレーニングセンター（出所：商船三井）

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com