DHL、中部空港経由アジア発北米向け貨物便使用

ロジスティクスDHLジャパン（東京都品川区）は11日、シンガポール航空（千代田区）が同日から運航を開始した、中部国際空港を経由するシンガポール発米国向けの貨物専用便の新路線の使用を開始したと発表した。DHLとシンガポール航空のロゴが入ったボーイング777F型機を運航し、アジア・北米間の国際エクスプレス輸送の需要に対応するとともに、大陸間航空ネットワークを拡充する。

▲日本へ初就航となったDHLとシンガポール航空両社ロゴがカラーリングされた貨物機（出所：DHLジャパン）

新路線はシンガポール‐中部空港‐ロサンゼルス‐ホノルル‐シンガポールの便を週5便、シンガポール‐台北‐中部空港‐シンシナティ‐ホノルル‐シドニー‐シンガポールの便を週1便、計週6便の運航を予定する。

DHLとシンガポール航空は、2022年3月にシンガポールのチャンギ空港を拠点としたボーイング777貨物機5機の乗務員整備契約を締結し、南北アジアと北米をつなぐ新規貨物便の運航を開始。DHLは日本の国際エクスプレス業界で唯一、中部国際空港を拠点とした航空ネットワークを構築し、22年のDHL Air UKの就航や増便など、ネットワークの強化を継続している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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