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三菱レイヨン、備蓄用飲料水事業に参入

2012年11月29日 (木)

メディカル三菱レイヨンは29日、グループ会社で浄水器、医療用水処理装置の販売を行う三菱レイヨン・クリンスイ(東京都中央区)が、防災対策に力を入れる企業や自治体向けに備蓄用飲料水「クリンスイ長期保存水/BTL5‐20N」を発売すると発表した。

12月3日から、専用のフリーダイヤルを通じて販売する。災害時備蓄用の保存水の取り扱いは、国内浄水器メーカーとしては初の試み。

対象の備蓄用飲料水は、品質を安定させる特殊なアルミ製キャップの採用により、製造日から5年間の長期保存を可能とした、2リットルサイズのペットボトル容器入りの保存水。

原水には、環境省の「平成の名水百選」に選定された滋賀県高島市の天然水を採用し、逆浸透膜(RO膜)で不純物をろ過することで保存に適した水を精製している。

2013年4月に東京都帰宅困難者対策条例が施行となることから、備蓄市場の拡大が一段と進むとみて新たな事業への参入を決めたもの。

主に企業、自治体、商業施設や学校法人などを販売先に想定し、初年度は10万ケースの販売を目指す。