ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

シーネットイベントに125人、物流IT需要の高まり反映

2023年10月25日 (水)

▲野村忠宏氏の講演

イベントクラウド倉庫管理システム(WMS)を中心とした物流ITシステムベンダーのシーネット(千葉市美浜区)は24日、ユーザー企業を招いて親睦を深める自社イベント「第18回シーネット研究会」を都内で開催した。コロナ禍後の物流システムに対する需要拡大を反映し、過去最大の53企業125人が集った。

第一部では、柔道家でアトランタ、シドニー、アテネ五輪と三連覇を果たした野村忠宏氏が講演。「小さな巨人」で知られる稀代の柔道家でありながら、弘前大学医学部長講師を務める多才ぶりを発揮する野村氏のトークに、駆けつけた同社サービス利用者が耳を傾けた。過酷な経験を乗り越えて成功を収めた野村氏の経験談はわかりやすく、多くの参加者がメモをとりながら聞く姿がみられた。

続く第2部(親睦会)では、シーネットの主力製品であるクラウドWMS「ci.Himalayas」(シーアイヒマラヤ)をはじめとする同社サービスのユーザー企業同士が親交を深めた。大手外食チェーン「モスバーガー」の食材管理、店舗配送などを担うモスフードサービスや、冷蔵倉庫の五十嵐冷蔵(東京都港区)など、10年以上利用しているという企業や、コロナ禍後に利用を開始した物流改善意欲の高い企業からの参加者、シーネットの開発・営業担当者らが交流。さらに使い勝手を良くしたい思いから、活発な情報交換が行われた。

▲シーネット営業本部長の鈴木喬氏

シーネット営業本部長の鈴木喬氏は、「WMSだけではなく、WES(倉庫運用管理システム)など多様なソリューションをもっと発信する必要がある」との考えを強調、ほかの物流ITベンダーとの連携も進めていきたいと話していた。またグループ会社、シーネットIoTソリューションズの逸見勇太社長は「この1年だけでみてもロボットを提供する企業が急増している」と指摘した上で、自社に適した仕組みの導入に迷う物流事業者が増えていると強調。「野村忠広さんの講演にもあったように、しっかりとプロ意識を持ってロボットやIoTの仕組み選びをサポートしていきたい」と語った。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com