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商船三井、廃食油直接混合燃料の内航船が運航

2023年11月2日 (木)

環境・CSR商船三井は1日、同社グループ会社の商船三井内航(東京都港区)が運航する、499総トン型内航貨物船「第一鐵運丸」において、廃食油を直接重油に混合したバイオ燃料を使った運航に成功したと発表した。

▲第一鐵運丸(出所:商船三井)

使用したバイオ燃料は、国内の植物油脂由来の廃食油を舶用燃料用に直接重油と混合したもので、舶用燃料としての使用は国内初。国土交通省による、船舶におけるバイオ燃料の利用に関する調査事業の一環として、三河湾・東京湾間で1か月の間使用し、燃焼性などに問題がないことを確認したという。

従来のバイオ燃料の原料は、廃食油とメタノールを化学処理して生成するFAME(脂肪酸メチルエステル)が主原料だが、今回は食用油として使用した後の廃食油をほぼそのままの形の粗植物油(SVO)で重油と混合。SVOはメチルエステル化処理や水素化処理が不要なため、他のバイオ燃料に比べて一層のCO2削減効果が高く、低コストでの供給が可能だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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