ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、ユーグレナ社のバイオ燃料で試験航行

2020年12月15日 (火)

▲タグボート「13 たましお」

ロジスティクス商船三井は14日、名古屋港でユーグレナ社の次世代バイオ燃料を使用したタグボートのトライアル航行を実施した、と発表した。

実験で使用した「ユーグレナバイオディーゼル燃料」は、微細藻類のユーグレナ(和名:ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に使用したもので、ディーゼルエンジンの船舶が内燃機関を変更することなく使用可能な次世代バイオ燃料。重油に比べて大気汚染の原因となる硫黄分を含まないため硫黄酸化物(SOx)規制に対応しており、温室効果ガスの排出量が化石由来の燃料と比較して少ないという特徴を持つ。

今回の実験では、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(神奈川県横浜市)から燃料を輸送し、名古屋ガーデンふ頭で商船三井グループが保有するタグボート「13 たましお」に燃料を補給。問題なく航行できることを確認した。今後は両社で次世代バイオ燃料の活用方法などを検討していくという。

新エネルギーの台頭と選択/解説