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物流施設賃貸市場、東京圏で空室率やや上昇

2012年12月3日 (月)

荷主一五不動産情報サービス(東京都墨田区)は3日、物流施設の賃貸マーケットに関する調査結果を公表した。東京圏で小幅な空室率の上昇がみられ、大阪圏では賃貸市況が改善した。

調査レポートによると、10月の東京圏の空室率は2.5%で、前期の2.3%から0.2ポイントの上昇となった。期中の新規供給は24.5万m2と高水準だったものの、新規需要も22.3万m2と堅調だったため、空室率の上昇は小幅にとどまった。

1坪あたりの募集賃料は3820円で前期から60円(1.5%)の下落。同社では「当面、安定した賃料動向が続く」との見通しを示している。

大阪圏では、空室率が2%で0.7ポイントの改善となった。同エリアでも新規開発が活発となり、2014年以降の新規供給が増加する見通し。

募集賃料は3260円で60円(1.9%)の上昇。安定した需給バランスを背景に、同社では「底堅い賃料動向が続く」と分析している。