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ビックカメラ物流拠点でピースピッキングロボ実証

2023年11月14日 (火)

ロジスティクスビックカメラと大手リースの三菱HCキャピタル、工作機械など専門商社の山善の3社は14日、物流施設で商品ごとに必要な個数を在庫から運び出すピースピッキングを担う協働ロボットの効果的な活用に向けた実証事業が、経済産業省の「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」に採択されたと発表した。

▲実証で使用する協働ロボット(出所:山善)

実証では、物流施設のピースピッキング工程で協働ロボットを活用する複数のユースケースにおいて、さまざまな商品や作業に対する柔軟性・安全性の確保、投資効果を高める環境整備項目の整理を行う。その後、実際にEC(電子商取引)事業を展開するビックカメラの物流拠点で協働ロボットの実証テストを実施し、人とロボットの効果的な役割分担などを検証する。将来的には、物流施設内で協働ロボットが作業工程に柔軟に対応する新たな自動化サービスの構築を目指す。

物流分野の労働力不足が深刻化するなかで、特にEC事業でピースピッキングの自動化への期待が高まっているが、異なる形状の商品に柔軟に対応する自動化技術の投資コストや環境整備が課題となっている。この課題に対処するため、現在はロボットと手作業の組み合わせや使用環境・運用方法の標準化などの環境整備が進められている。

▲ビックカメラ船橋センター内在庫エリア

三菱HCキャピタルは食品分野や施設管理分野でのロボットフレンドリーな環境整備に取り組んでおり、山善との協業を通じてレンタルを含めた協働ロボットビジネスを推進している。今回の事業でも、ロボティクス領域でのパートナーシップやソリューション構築力を生かし、ビックカメラのEC事業の知見と山善の高度なシステムエンジニアリング力を組み合わせ、物流分野でのロボットフレンドリーな環境の整備を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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