商船三井、航行時の海中プラ回収装置が認証取得

認証・表彰商船三井と三浦工業（東京都港区）は21日、共同開発を進めているマイクロプラスチック（MP）回収装置において、商船三井が運航する自動車船「EMERALD ACE」（エメラルドエース）に搭載したMP回収装置「HQ」が審査を受け、日本海事協会の革新的な取り組みを評価する「Innovation Endorsement（イノベーションエンドースメント）認証」を取得したと発表した。

同認証は、船舶、製品・ソリューション、プロバイダーの3カテゴリーに分類され、HQは革新的な機能を有する機器やソフトウェアなどが対象となる製品・ソリューションのカテゴリーにて認証を取得した。常時海水を処理することや、取り扱いが容易、閉塞する構造がなく既存システムへの影響がないことが評価された。

HQは2022年より試験的に機能実証を進めていたが、機能の安定性やMP回収能力が確認できたため、ことし7月より三浦工業が販売を開始。最近では、海中のMP浮遊量データがMPの動静調査や、MP削減活動の効果測定に活用されているため、商船三井は同装置で回収したMPの成分・量・場所・時期などのデータを提供し、MP削減研究に生かしていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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