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シーバロジ、欧州で低炭素長距離輸送の概念実証

2023年12月14日 (木)

国際総合物流大手のシーバロジスティクス(フランス)は6日、欧州クリーン輸送ネットワーク(ECTN)アライアンスのメンバーであるエネルギー会社のエンジー(同)、高速道路会社のサネフ(同)とともに、低炭素での長距離道路輸送ネットワークの概念実証を開始したと発表した。

概念実証では、5つの中継拠点と4回の高速道路走行を含むアビニョンとリール間の900キロの道のりで、2年間にわたり低炭素貨物輸送をテストする。途中にリヨン、ディジョンを経由するアビニョン‐リヨン‐ディジョン‐ソムスー‐リールのルートを走り、ドライバーは各都市間の1区間を1日に2往復する。既存の高速道路網に沿ってトラック用の充電ステーションとバイオCNG(圧縮天然ガス)給油ポンプを備えた中継ステーションを設置し、そこで次のトラクターとドライバーに接続する。

シーバロジはアビニョン、リヨン、ディジョン、リールの各支店に中継基地を設置し、バランシエンヌの管制塔から貨物の流れと輸送時間、エネルギー消費を監視する。エンジーは充電ステーションとバイオガス分配ポンプの設置、運営を担い、サネフはソムスのサービスエリアに中継基地を設置する。

試験的な輸送は4台のバイオGNCトラックと12台のEV(電気自動車)トラックで行っており、最終的には16台のセミトレーラーが週5日で、輸送ネットワーク上で稼働できるようになることを目指す。

(出所:シーバロジスティクス)

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LOGISTICS TODAY編集部
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