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グリーン物流表彰式、LSエガワなどに賞状

2023年12月18日 (月)

認証・表彰今年度の物流パートナーシップ優良事業者表彰の表彰式が18日、東京都千代田区の砂防会館別館であった。表彰式には、受賞企業のほか、斉藤鉄男・国交相や岩田和親・経産副大臣らが参加した。国交省や経産省に応募のあった取り組みから選ばれた大賞(大臣賞)や部門各賞について、斉藤国交相らから賞状が手渡された。

 

▲表彰状を持つ江川哲生社長

複数の事業者のパートナーシップで、物流分野において環境負荷の低減などに功績があった取り組みを、毎年表彰している。斉藤国交相は表彰式での挨拶で、2024年問題について「この危機に対策を講じなければ、物流が停滞する」と訴えた。斉藤国交相は、国土交通大臣表彰を受賞した鈴代などに、直接、賞状を手渡した。

また、部門賞である、物流DX・標準化表彰を受けたのは、コンビニエンスストア向けの菓子共同配送を強みとするライフサポート・エガワ(LSエガワ、東京都足立区)など計14社の取り組み。

中小メーカーなど150社が利用するコンビニエンス向け全国共同配送で展開した取り組みが評価を受けた。
多くのメーカーがサービス利用できるよう、巡回集荷する「ミルクラン」方式で、商品をハブ拠点に集約。全国57か所のセンターとデポに直接納品するなどして、サプライチェーン全体でCO2排出量の削減を実現。23年5月からはCO2削減効果を可視化し、各メーカーに排出量をフィードバックするサービスも実用化し、さらなる環境負荷低減を目指している。

こうした効果で、年間6万4361トンの排出を削減できるという。

取り組みを壇上で紹介したLSエガワの代表者は「物流は、産業全体の4分の1の温室効果ガス排出を占めている。1社1社が環境に配慮して取り組んでいくことが大切だ」と話した。

受賞企業について講評した杉山武彦・グリーン物流パートナーシップ会議世話人はLSエガワなどの取り組みについて、「可視化ツールを実現したことが大きい。具体的な数字を掴むことができる。他企業も先例として学んでほしい」と評価した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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