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セイノー、常温車による冷蔵混載輸送の利用増加

2023年12月20日 (水)

ロジスティクスセイノーホールディングスが提供する、大日本印刷(DNP)が開発した「DNP多機能断熱ボックス」を活用した常温車両での冷蔵混載輸送「ドライコールド輸送」の利用が増加している。同社の20日の発表によると、温暖化や品質管理の厳格化に伴い低温物流の需要が高まったことにより、保冷車両の手配が難しくなっているためだという。

▲「ドライコールド輸送」で断熱ボックスを積み込む様子(出所:セイノーホールディングス)

断熱ボックスを使用したドライコールド輸送では、冷蔵商品を常温車両に混載して輸送できるため、個別の保冷車両を手配する必要がない。これにより、保冷車両を個別で貸し切る従来と比較し、輸送コストを80%削減するとしている。異なる温度帯の商品を混載できるため、積載効率が向上し、輸送の効率化とCO2削減に寄与する。

ドライコールド輸送は0〜10度、10〜20度、5〜20度といったチルド帯に対応しており、主に食品、化学品、医薬品業界の中ロット輸送に利用されている。同社はこのサービスを拡充することで、トラックドライバー不足などに対処するだけでなく、カーボンニュートラル実現に向けたグリーン物流の推進を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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