サービス・商品セイノーホールディングス(岐阜県大垣市)傘下のセイノーロジックス(横浜市西区)は20日、米国向け冷蔵混載輸送サービス「ひんやり海上混載サービス」がスタートしたと発表した。第1便は昨年12月25日に日本を出発し、今月8日、ロサンゼルス港に到着した。
ひんやり海上混載サービスは、リーファーコンテナを使用し、日本での受託から米国での引き渡しまで全輸送工程を通じて保管温度5度を維持することで、日本酒や調味料など品質維持が重要な貨物を海上輸送する。これまでに香港、シンガポール、台湾向けのサービスを行ってきた。
同社では香港、シンガポール向けには、マイナス20度を維持して冷凍食品などを輸送する「ばりひえ」サービスも展開。アメリカ向けにも今後、「ばりひえ海上混載サービス」を展開する予定だとしている。
同社は、混載輸送を行うことで少量貨物でも適切な料金での輸送が可能になるとし、これまでフルコンテナローディング(FCL)や高価な航空便を利用していた荷主に経済性をアピール。さらに、小口貨物でも定期便を利用することで輸送計画の柔軟性が向上し、保冷倉庫も、こまめな入出庫を行うことで効率的に活用できるようになるとしている。
また、現地法規制に対応するため、専門のコンサルティング会社と連携しており、輸出手続きのサポートも行う。
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