ケイヒン、ESR東扇島センター内に3万平米拠点新設

拠点・施設ケイヒンは27日、地上9階建てのマルチテナント型物流施設「ESR東扇島ディストリビューションセンター」（川崎市川崎区）の4階を賃借し、「東扇島流通センター」として2024年1月1日に開設すると発表した。

▲ESR東扇島ディストリビューションセンター（出所：ESR）

同施設はESR（東京都港区）が運営する延床面積34万9003平方メートルを誇る巨大施設。ケイヒンは倉庫面積として3万309平方mを借り、食品を取り扱う。首都高速湾岸線・東扇島インターチェンジから1kmと東京都心や首都高速横羽線、東京湾アクアラインなど首都圏の広域交通網のアクセスが良好。川崎港に隣接し、横浜港から15キロ、羽田空港から10キロと、陸・海・空の輸送インフラも整っていることで輸出入拠点としても機能する。28年には川崎港臨港道路東扇島水江町線が開通予定で、交通の利便性がさらに高まる立地となる。

45フィートコンテナトレーラーの受け入れ可能で、上り下り専用のランプウェイを設置するなど効率性を向上。BCP対策としては免震構造を採用したほか、非常用自家発電による電源確保や、想定津波高以上の倉庫床レベル高を確保するなど、安全面にも配慮した。