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モンゴルのドローン医薬品配送でJICAが支援

2024年1月17日 (水)

国際ドローン事業を展開するエアロネクスト(東京都渋谷区)は17日、国際協力機構(JICA)の2023年度中小企業・SDGsビジネス支援事業に、モンゴルでのドローンを活用した医療品配送網構築のための実証事業が採択されたと発表した。エアロネクストはことし3月から2025年6月までJICAの支援を受ける。

実証では、運営コストと共に、具体的な顧客を想定した持続可能なビジネスモデルの構築、検討を行うとともに、モンゴルの寒冷気温、標高、風などの気象条件下で運用するための機体や備品の機能検証、運航体制の確立、ドローン飛行の運用ルールの検討を行う。

▲ウランバートル市内を血液を載せて飛行する物流専用ドローン(出所:エアロネクスト)

モンゴルでは人口の半数がウランバートルに集中しているなか、渋滞や道路インフラの不足により物流網が脆弱化し、救急車の通行が妨げられることもあるという。エアロネクストは、これらの社会課題に対処するため、セイノーホールディングスやKDDIスマートドローン(港区)などと新たな物流インフラ「新スマート物流」を推進するため、ドローン技術を活用。昨年9月にはウランバートル市で「モンゴル新スマート物流シンポジウム」を開催し、「モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループ」を設立した。

昨年11月にはワーキンググループの一環として、医療品の定期配送網構築を目指し、モンゴル国民間航空庁から正式な許可を受け、標高1300m、外気温マイナス15度といった過酷な環境下でのドローンによる血液輸送の実証実験に成功した。

モンゴルでレベル4でのドローン血液輸送を実証

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LOGISTICS TODAY編集部
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