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モンゴルでレベル4でのドローン血液輸送を実証

2023年11月17日 (金)

メディカルセイノーホールディングス(HD)は17日、ドローン事業者のエアロネクスト(東京都渋谷区)、KDDIスマートドローン(港区)、ニューカム・グループ(モンゴル)と協力し、ウランバートル市で国立輸血センターとモンゴル国立医科大学付属モンゴル日本病院間を往航するドローンによる血液輸送実証を実施したと発表した。ドローンメーカーのACSLとエアロネクストが共同開発した物流専用ドローン「Air Truck」(エアートラック)を使用した。

▲血液を載せて国立輸血センターの駐車場を離陸し飛行する物流専用ドローン「Air Truck」(出所:セイノーホールディングス)

実証では標高1300メートル、気温マイナス15度の環境下のなか、輸血センターと病院間の往復9.5キロのルートで、有人地帯での補助者なし目視外飛行を指すレベル4飛行を成功させた。モンゴル国民間航空庁(MCAA)やウランバートル市などの協力の下で行い、MCAAから正式な許可承認を得た輸配送用途の飛行としては初めて。

ウランバートル市では慢性的な渋滞や脆弱な道路インフラにより、緊急の医療輸送における課題が深刻化していることから、都市生活環境の改善のため、ことし9月に4社で「モンゴル新スマート物流推進ワーキンググループ」を発足。その活動の一環として医療分野におけるドローン定期配送の社会実装を見据え、今回の実証を実施した。

▲ウランバートル市内を血液を載せて飛行するドローン

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LOGISTICS TODAY編集部
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