ヤンマー、舶用水素燃料電池システムを日本初取得

環境・CSRヤンマーパワーテクノロジー（ヤンマーPT、大阪市北区）は17日、ゼロエミッション船の普及を目指し、舶用水素燃料電池システムの基本設計承認（AiP）を日本海事協会から日本で初めて取得したことを発表した。このシステムは、CO2、NOx（窒素酸化物）、SOx（硫黄酸化物）、PM（粒子状物質）などを排出しない次世代動力源として開発され、船体への搭載が容易な設計を実現。複数台並列連結や搭載モジュールの数変更により、さまざまな船舶の出力要求に対応可能だ。

このシステムと搭載モジュールは日本海事協会の燃料電池搭載船ガイドライン（第2版）の審査要件を満たしており、今後は水素の補給が比較的容易な沿岸航行の旅客船、作業船、貨物船などへの適用を提案していく計画。

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LOGISTICS TODAY編集部
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